へのつっぱりはいらんですよ!マスクの大切さをキン肉マンから学ぶ
マスク・ジ・エンド!!
出典:キン肉マン 22巻 マスク・ジ・エンド!!の巻より
マスクが手に入らない。
様々な事情があることはある程度理解しているつもりだ。
しかし、ひとつだけ看過できない行為がある。
その行為は「買い占め」だ。
余裕を持って。不測の事態に備えて。
その心情に共感できないわけではない。
だが、今一度考えて欲しい。
ひとりで使い切れないほど貯め込む必要はあるだろうか。
マスクのストック数を臆面もなく自慢する人がいるという話も聞く。
まるでヘル・ミッショネルズみたいじゃないか。
出典:キン肉マン 18巻 仮面の秘密!!の巻より
マスクは命だ!
ヘル・ミッショネルズとはゆでたまご先生による超人プロレス漫画「キン肉マン」に
登場するネプチューンマンとビッグ・ザ・武道によるタッグチームの名前である。
彼らはマスクは真の実力者のみ装着が許されると考えており、実力に見合わないと
判断した相手のマスクを狩り取り、奪ったマスクをコレクションしている。
キン肉マンの世界でマスクを奪われることは忌避すべき行為として描かれており、
主人公キン肉スグルはマスクを奪われ素顔を見られた場合、自決しなくてはならない。
つまり、マスクをはずすことは死を意味する。
ここでいうマスクとは覆面のことだ。
ただ、現実世界における医療用マスクについても意味が通じる状況になってしまった。
命を守るマスク。奪われて良いものではない。
出典:キン肉マン 18巻 仮面の秘密!!の巻より
「買い占め」という行為は本来行き渡るはずだったマスクを奪い取ってしまう
「マスク狩り」とは言えないだろうか。
悪質な「買い占め」を行っているマスクコレクター達は社会を少しづつ地獄に
導いているとしたら自身が地獄の伝道師=ヘル・ミッショネルズになっていることに
気付かなくてはいけない。
ヘル・ミッショネルズはキン肉マンとテリーマンのタッグ、ザ・マシンガンズに敗れた。
ビッグ・ザ・武道は倒され、ネプチューンマンは正義超人の友情の前に改心した。
「友情」つまり「相手を気遣う」こと。
それがこの状況を乗り切るために必要だ。
それをキン肉マンは改めて気付かせてくれた。
こんなときこそ心に余裕を。ふざけ真面目にいきたいもんだ。
なお、キン肉マンは「週プレNEWS」で今も連載中なので是非読んで頂きたい。
今まで描かれてきた過去のエピソードを補完しつつ、繰り広げられる新展開に
最新話が待ち遠しい作品のひとつである。
昔読んでいてた方も未読の方も是非この機会に読んで頂きたい。
アニメも最高だよ!