不可思議さぐりちゃん

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ジャイロ・ツェペリに憧れて 馬旅のすすめ

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行先はどこでもいい。問題はそこまでどうやって行くかだ

ストレスの多い現代社会。

全てを投げ捨ててどこか遠くに行きたいと思うこともしばしば。

 

じゃあ旅に出ようか。

行くならどこがいいかな。

というように旅行の計画は「目的地」から立てていくのが一般的だと思う。

 

そこで僕はあえて旅の主題を

「どこに行くか」から「何で行くか」で考えていこうと思う。

 

「目的地」に到着することが目的ではない

旅の目的が「どこに行くか」の場合、「何で行くか」はただの手段でしかない。

そのため、移動時間やコストパフォーマンスなどの要因を複合的に検討し、

最も合理的で経済的な方法が最良だと考えられる。

 

しかし、「何で行くか」が旅の目的である場合、

「目的地」の到着はあくまで副産物的なものだ。

 

ななつ星in九州TRAIN SUITE 四季島などのクルーズトレインや

クイーン・ヴィクトリア、飛鳥Ⅱなどの豪華客船の旅はまさに

「何で行くか」を目的とした旅の一例と言えるだろう。

 

移動手段そのものの「魅力」が旅の満足度となる。

そして何に「魅力」を感じるかは旅人の個人的価値観が全てだ。

 

では、僕が「何で行くか」を個人的価値観で選ぶと何になるか。 

それは、「馬」だ。

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「馬旅」のススメ

僕は馬に乗って旅に出たいのだ。

人馬一体となり大自然の風となる。

日が傾いてきたら寝床を探し、テントを張る。

火を起こし、食事を用意をし、愛馬には林檎を切り分ける。

目覚めの一杯はスペシャルなイタリアン・コーヒー。

コールタールみたいにまっ黒でドロドロで同じ量の砂糖を入れて飲む。

 

僕の馬旅への憧れはある漫画の影響によるところが大きい。

その作品とは荒木飛呂彦先生の代表作「ジョジョの奇妙な冒険」だ。

第7部にあたる「スティール・ボール・ラン」は総距離約6000kmに及ぶ、

史上初の乗馬による北米大陸横断レースを舞台にした作品となっており、

上記のコーヒーは主要人物であるジョニィ・ジョースターが同じく主要人物である

ジャイロ・ツェペリに淹れてもらったものであり、とても好きなシーンだ。

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出典:ジョジョの奇妙な冒険 Part7 スティール・ボール・ラン 14巻 #55 勝利者への資格より 

 

作品自体も当然面白いので未読の方は是非1部から読んで頂きたい。

 

「馬旅」の魅力とは?

僕が「馬旅」に魅力を感じる理由はいくつかある。

 

特定の「鉄道車両」に乗車することを旅の目的として鉄道旅を

される方がいるように馬という生物が僕にとってはとても魅力的なのだ。

鉄道旅や船旅なら乗車、乗船すれば目的地に連れて行ってくれる。

しかし、馬旅は馬と乗り手が呼吸を合わせ人馬一体となって

目的地に向かわなくてはいけない。

車やバイクを運転することに楽しさを感じる方であれば理解してもらえるだろう。

そして、馬に乗って荒野を走ることはとてもドラマチックだと僕は思う。

ちなみに僕は乗馬出来ないけど。

 

「馬旅」を新たなアクティビティに

色々書いたが実際「馬旅」はどうすれば出来るのだろうか。

海外であればモンゴル乗馬キャラバンなどの乗馬ツアーがあるようだが、

国内にはあまり該当する情報が見つからない。

 

馬の生産・育成牧場が多く、広大な土地のある北海道で

新たなアクティビティとして「馬旅」良いと思うんだけど。

そして、引退した競走馬の新たな受け入れ先になれば良いな。

 

関係者の方々、よろしくお願いします。